創作 影あそび 今日も起きられなかった。もう何日も敷き放しにした煎餅布団に重い体を横たえたまま、私は思った。眼球を動かして窓の方を見やると、閉じたままの遮光カーテンの隙間から夏日が射している。時刻は正午をとうに過ぎているはずだ。布団の側に置かれたちゃぶ... 2021.10.14 創作