赤木かん子さんの講演を聴いて

子育て

12月8日(土)、ととろ講座2018・赤木かん子講演会「今を生きる子どもたちと子どもの本の今を語る」に参加しました。

文化が変わったことを認識し、知識を入れ替える努力を

『指輪物語』、『ゲド戦記』、『ナルニア国物語』を読んで育った世代は旧時代の人間です。」とかん子さんはおっしゃいました。人工知能、スマートフォン、Windows95。これらの登場で文化が変わった、と。

それ以前に生まれた私たちは、知識を入れ替えないといけない、と現実をはっきりと言い渡されて、視界がクリアになりました。

その現実を認識しないと時代に取り残されるよ、と言われた気がしました。それはすなわち子どもたちに影響するんだ、と。

子どもをあなどってはいけない

かん子さんがずっと子どもたちや、子どもたちに本を手渡すことに真摯に向き合ってこられたことが、深く伝わってきました。私がかん子さんに触れるのは今回がほとんど初めてだったのですが。

子どもをあなどってはいけない、とかん子さんはおっしゃいました。

自分勝手な先入観で判断してはいけない、と。

子どもたちには物語ではなく自然科学を

4~7才の言語習得期に語彙を増やすには物語ではなく自然科学だと。物語は知っている言葉で書かれているから語彙は増えないと。人は知識を得ることで、知識を使って物事を深く掘り、緻密に作りあげることができる、とおっしゃいました。

もちろん物語も必要です。だけどそれだけでは足りない。ややもすると与えそびれてしまう自然科学だからこそ、意識して与えましょう、ということなのだと思います。

それには図鑑。それも子ども用の図鑑ではなく、プロの監修のもとに作られた図鑑で、最新の定説のうち大事なポイントが押さえられているものを選びなさい、と。

だから、私たち大人も学び続けている必要がある。

一般図書館は全部のジャンルの基礎知識が必要だ、という話を聞いて、図書館とは世界を反映する場なのだ、と感じました。

延岡市も頑張ってほしいですね。

変わるものと変わらないもの

講演会終了後の座談会に少し参加して、かん子さんの話に衝撃を覚え、不安が強くなった方も少なくないのかなと感じました。

だけど現実を恐れていても仕方ないのかなと。

時代が変わったら変わるものがある。それを知り考えることは必要です。

時代が変わっても変わらない普遍的なものがある。それを自分で考え、捉えることはもっと大事なことのように思います。

だから、むやみやたらに不安になる必要なく、私たちがすべきことは一つです。変化をおそれず、知的好奇心を失わないこと。学び続け、考え続けること。それも時代にとらわれず長いスパンで考えること。

人間でいることを放棄しない、これに尽きるのだと私は感じました。

私が得た問い

かん子さんのお話を聞いて、一つの問いを得ました。

「1987年生まれの私が、これからの子どもたちにできることは何か?」

いくらだってある気がします。いまこの世ですべき仕事が。その中でいま私がすべきことって何だろう?

おもしろいお話を聞かせてくださったかん子さんと、かん子さんを延岡に連れてきてくださったととろ3人の会のみなさんに心から感謝します。

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