第一回「理想の学校を語る会」に参加して

子育て

9月29日(土)に、延岡市で第一回「理想の学校を語る会」が開かれました。主催は、今年6月からこどもの遊び場「ギフト」を運営されている馬場愛子さんです。参加者は15名で、教育や学校、子どもに関心があるさまざまな背景を持った方が集まりました。

参加者自己紹介と課題の共有

はじめに主催の馬場さんを含めた16名それぞれが自己紹介と課題の共有を行いました。1人3~5分を予定していたもの、みなさんついつい熱が入り、16名終えた時点で会終了時刻の15時になっていました(笑)

でもこの時間がとてもよかった、と私は感じています。参加者がそれぞれどんな背景を持ちどんな思いを持ってこの場に臨んでいるのかよく知ることができ、また場が暖まったせいか、そのあとの議論はとても活発なものでした。

夏に「ギフト」でプールをした息子はとても楽しかったようで、「ギフト」=プールと覚えています

熊本WING SCHOOL体験シェア会

続いて馬場さんから、WING SCHOOL体験会についてお話がありました。WING SCHOOLというのは今年4月に熊本市で開講したオルタナティブスクール。馬場さんはその体験会に小学生の息子さんと行かれたそうです。どんな学校なのか、テレビのニュースで流れた取材映像を全員で見たあと馬場さんが解説してくださいました。

その中で私がいいなと感じたのは、教育方針に「智恵」が入っていること。「学力」も含んだ言葉として使われていましたが、「学力」ではなく「智恵」としたところが、なんかいいな、と思いました。

また、馬場さんの解説にあった、(言葉はそのままではありませんが)「“アンチ公教育”と”自分の子どものため”だけではダメで、子どもたちのために本当にいい教育とは何かと前向きに発想することが大切」というのも響きました。ネガティブからではなく、ポジティブにワクワクしなから考えると、生まれるエネルギーが違うそうです。

大人も子どももワクワクして生きることが大事なのかな

理想の学校を考える

WING SCHOOLについての質問を皮切りに、参加者の議論が始まりました。参加者は全員、教育や学校、子どもに関心があるとは言え、それぞれの置かれた状況や背景はさまざま。それぞれの立場から活発な意見が交わされました。

私個人のことを書くと、私は取り立てて教育に携わってきた、というわけではありません。ただ2歳の子を持つ親として、またかつて子どもだった一人の人間として参加させていただきました。みなさん何の専門家でもない私の意見も真剣に聞いてくださって、誰が話しているときも不快に割り込んだりする人はいず、それぞれの意見を尊重して議論する姿が印象的でした。

その中で議論が盛り上がったのは、子どもたちの「好き」に親や先生が気づくことが大事だという点かなと思います。なぜならそれは子どもたちにとってワクワクの種であり、自己肯定感につながるとても大切なものだからです。

普段から子どもたちの相談支援を専門としている方から、子どもたちの「好き」を引き出すにはアセスメント(聞き取り)が大事だという話があったり、他の方から問いかけをすることが大事だという意見が出たり。なるほど、子どもたち一人一人を注意深く観察し、また一人の人間として尊重しコミュニケーション(対話)することが大事なのかなと私は思いました。

子どもたちのこういう顔をもっと見たい

馬場さんが話してくださった「子どもたちには親の目を離れてひとりの世界をつくる時間が必要だ」という話も強く共感しました。私も含めて、親は子どもが可愛くて大事に思うあまり、つい無意識に束縛したり管理したりしがちなのかなと感じることが多くあります。馬場さんが使う「子どもは生まれたときから完璧」という言葉が私は好きなのですが、子どもの持つ力を信じ、親の世界に子どもを閉じ込めないように心がけたいと思います。

海外の教育や日本が取り入れてようとしている最先端の教育についてなど詳しい情報をお持ちの方もいらっしゃって、一人の親としてとても実りある時間でした。普段から漠然と感じていたことを言語化して人に伝えたり、他の人の意見を聞いて自分の考えを確認したり、なかなか改めて「教育」について考えることのない私には貴重な場でした。

今回は「教育」ということに関心のある方ばかりの集まりでしたが、それでもこんなに多様でおもしろい大人がいるのだから、こういう人たちに息子を会わせて、さまざまな人から愛情を受けて育ってほしい、と願います。

参加者の中で唯一の学生である方が言っていたように、「学校」という言葉にとらわれ過ぎないでもいいのかなとも思います。私たちが暮らす地域そのものが学校であり、保育所であり、お年寄りの居場所であるような、そんなイメージがポンと浮かびました。みなさん、ありがとうございました!

教育とは楽しく生きる環境を子どもたちに贈ることなのかも

 

 

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