都城市立図書館は先進的かつ本質的な図書館でした
2018年7月26日、念願のMallmall (まるまる)都城市立図書館に行ってきました。都城駅で観光案内所の方に導かれるままに、駅前からバスに乗って5分ほど揺られ、「市立図書館前」で降ります。
Mallmallは都城の中心市街地中核施設で、図書館のほかにも保健センターやぷれぴか(子育て世代活動支援センター)などいくつかの施設が入った複合施設です。
この日、施設のひとつ「まちなか交流センター」では料理教室が、また「まちなか広場」ではワークショップが開かれており、活況の様を呈していました。
都城市立図書館は「まちなか広場」を越えた先にあります。
この建物はショッピングモールとしてつくられたものをリノベーションして作っており、それを生かして空間が設計されています。
とっても素敵で思わず心奪われる、つい足が向いてしまうような空間です。とりたてて本好きでなくとも、図書館に行ったことがなくても、誰しもが行ってみたいと思う空間がつくられています。
詳しくはぜひ足を運んで実際に見てほしいのですが、つくる人たちがきっとワクワクしながらたのしんで、かつプロ意識を持ってつくったんだろうなと感じる仕掛けが随所に光ります。
そしてそこで大事にされていると伝わってくるのが、利用するのは市民の人たちだという思い。推進力を持ちつつ市民の人たちと共にまちをつくっていくのだという人の思いが詰まっています。
図書館・本好きとしてのワクワクぽいんと
そこかよ!とツッコミが入りそうですが、私がいちばん興奮したのはこれです。
本専用のカートがある!!
これなら調べもののために十数冊だろうと数十冊だろうとたくさん本を選んで机に運ぶのも楽チン!写真にはありませんが、館内利用用の本を入れるバッグもありました。
それから上原文庫。市立図書館の前進となった個人文庫の蔵書を展示しています。つい閉架にしまってしまいがちな古くて味のある古書たちを魅せる陳列には思わず唸りました。
ほかにも照明や椅子など備品にこだわりを感じたり、何気ない一角に興味を引かれたりと、大きいものから小さいものまでワクワクポイントがたくさん詰まった都城市立図書館。1日中楽しめてしまえそうだし毎日でも通いたくなる場所でした。
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