島野浦に行きました

まちあそび

5月19日に九州まちづくりオフサイトミーティング交流カフェin島野浦に参加しました。お昼前に浦城から高速艇で島野浦に渡って島めぐりをし、お昼からの交流カフェ参加でした。とても刺激的で楽しかったので記録を残します。

島野浦の島文化に興味が湧きました

島出身の同級生が教えてくれたのですが、島野浦に住む人たちはもともと四国からの移民だったそうです。また、交流カフェで島野浦についてお話された地元の方によると、島野浦の方言には西日本一帯の方言が見られるそうです。島野浦には漁協の方たちが製作されたマップがあるそうですが、個人的には島野浦の方言マップがあったらおもしろそうだなと思いました。地元の方が使用された発表スライドの中に、島野浦に残る西日本各地の方言の表がありましたが、日本地図と島野浦地図を紐づけて方言が書き込んであったりすると興味深いだろうなと思います。

また、島野浦西国三十三観音と言って、西国三十三所の観音様が島野浦各地に残っているそうで、どこの観音様をどこの家が守るというのが決まっているそうです。ツアーとして遠見場山トレッキング&観音様巡りというものがあるとパンフレットに載っていたので、次回はこれに参加してみたいと思っています。

同世代の島の人ががんばっている姿に刺激を受けました

島野浦未来会議のメンバーである結城嘉朗さんという私と同世代の方が島野浦の若手の取り組みについて教えてくださいました。その中で外からの視点と評価の目を通して自分たちが島の魅力に気づき、それを発信していくというお話がありました。ゲストの脇雅昭さんも同じことをおっしゃっていて、脇さんの場合は公に対しての民間という視点だったのですが、個人が活動をする際にも欠かせない視点だなあと思いました。不必要に人の目を気にする必要はないけれど、他人に映る自分を意識して自分にどんな良さや魅力があるのか考えることは生きていく上で何度も繰り返すことになる作業だと思います。

何より結城さんの発表から感銘を受けたことは、自分がよければよいということではなくて、島のことを自分事として主体的に活動されていることです。自分のためには島が大事で、島のためには自分が大事ということなのだろうと思いますが、私はつい自分のことばかり考えてしまうので、そうではなく脇さんもおっしゃっていたように「誰かのため」「公益」という視点を取り入れることがとても大事だなと感じました。

日南市長はめちゃめちゃかっこよかったです

ゲストのひとり、日南市長・﨑田恭平さんの公演はめちゃくちゃおもしろかったです。「日本一組みやすい自治体」とか「創客創人」と言った心に飛び込んでくるキャッチフレーズを日南が生み出せる秘訣が詰まっていました。

何がすごいって、この人は手段が目的化するという無意識にやってしまいがちな失敗を知り抜いていて、目的手段がそれぞれ明確だということ、何のために何をするかということを考え抜かれているということです。

まちづくりにおいて、飫肥の歴史というターゲットが決まったら、最初の5か月は歴史の勉強をしたというお話がありました。そこから「人」を焦点とすること導いたと。講演の結びにお話された要点3つの中に「本質をつかむ」ということがありましたが、本質をつかむために徹底的に勉強をする、その手間暇・時間を惜しまないこと、ここにまず第一の秘訣があると思います。

そして本質をつかんだらそこからコンセプトを導くこと。コンセプトは伝わりやすいひと言で伝えるということ。浸透させないと意味がないからです。手段が目的化されている地方創生をうたった自治体PRのための動画製作が相次ぐ中で、日南市は市のコンセプトを市民に浸透させるために動画を利用したこと、結果それが市民を刺激したということ、心からすごいなと思い、動画を見て鳥肌が立ちました。

いまの時代によく言われる成長過程を見せることで当事者意識を持って関わってもらうということもうまく取り入れていらっしゃって、現代のことをよく掴んでそれを市政に生かしているのだなあと感じました。めちゃくちゃかっこいい市長さんだと思います。

ワクワクさせる仕組みをつくろう

息子を迎えに行くために夕方早めに島を出ないといけなかったので、脇雅昭さんのお話は途中までしか聞けずとても残念だったのですが、そのわずかな間でもとても大事なお話が聞けました。何か課題があってそれを解決するときに、個人の意思に働きかけるのではなくて、「やりたくなる仕掛け」をつくろうというお話です。

脇さんは具体例をいくつかあげてお話されていましたが、私がそれを聞いて思い出したのは、小学校で生徒が廊下を走らないように廊下の中央に花を置いたというお話です。私が小学生のころも日常的に見かけていた、先生が「廊下は走らない!」と生徒に向かって叱る光景。でもいくら先生が注意したって生徒は走るんですよね。走るのが楽しいから、あるいは慌てているから。だったら走らなくなるような環境を整えればいい。

この場合は廊下の中央に花を置くことでしたが、このような仕組みづくりは少し工夫すればできるものかもしれません。いますぐに思い浮かばなくても、これを念頭に置いて常に意識し続けていれば、思わぬことでヒントを得てある日突然ひらめくかもしれません。周りに広めたいこと、周りの人にやってもらいたいことがあるなら、そういう仕組みをつくることを考えたらいいんだ、と大事な視点をもらいました。

「課題は資源」だということ

﨑田さんと脇さんのおふたりが共通しておっしゃっていたことです。多くの人は課題があると頭を抱えてしまいますが、課題は資源であり財産だということ。脇さんは課題に出会うとワクワクするとおっしゃっていました。私も困難や課題にぶち当たると悲観したり頭を抱えたりしがちなのですが、この前向きで真理をついた視点を忘れずに課題解決に取り組みたいと思います。

学んだことを生かすということ

以上のように、ものすごく刺激的で勉強になった1日でした。たった500円でこんなに勉強させてもらっていいのかというほどです。運営の方には心から感謝します。ありがとうございました。

でも、学んで終わり、あー勉強になったおもしろかったで終わり、じゃ意味ないんですよね。これをどう生かすか、実際の計画や行動に落とし込んでいくこと、これが大切であり、大変であり、おもしろいのだと思います。明日はゆっくり休んでまた来週からたのしくやっていこうと思います。

お読みいただきありがとうございました!

 

タイトルとURLをコピーしました