じぶんの位置を知る

日記

旅する個人図書室「ひらく」(個人移動図書室「ひらく図書室」改め)を始動して2ヶ月ほどが経ちます。この2ヶ月でいろんな人と会って、読んで、考えて、行動して、少しずつ形が見えてきました。この2ヶ月はじぶんの考えを人に話しておもしろいねと共感してもらったり同調してもらったり応援してもらったり励ましてもらったり、そういう喜びを知った時間でした。それはとても貴重な体験でした。

しかし、人は、少なくとも私は、それだけでは成長しないことを知りました。君はまだまだだね、君の考えていることは浅くて狭くてちっぽけなことだ、と愛情を持って諭してくれた方がいました。同時にその人は言いました。まずはやってみなさい。そこからスタートしなさい。死にゃあせんのだから。

この方と対面しお話した1時間で大事なことを学びました。ひとつは、同じ考えるにしても、じぶんの位置を知った上で考えるということ。私はいま、過去・現在・未来という時間の流れに生きていて、同時にじぶん、社会、日本国、世界、あるいは宇宙といった空間の広がりの中に生きていること。その中にじぶんを位置づけること。何を考えるにもその視点を忘れないこと。その方が直接的にこのことを言われたわけではないけれど、きっとこういうことを言ってくれたのだろうと私は思います。

そしてひとつは、本を読むのもいいけれど、いま生きている人には直接会いに行くということ。もう亡くなってしまった方と話すには本を読むしかないかもしれないけれど、それ以上に生身の人間と対峙することで感じるものは大きいだろうと直感します。ことばにするとそぎ落とされてしまうもの、ことばにならないけれど存在として感じるもの、その圧倒的な印象を、いつまでも生々しくまざまざと思い描けるような、そんな出会いをしたいと思うし、私自身もそういう人間になっていきたい。

最後に、この土地に生きた人たちが紡いだことばに出会うこと。このまちは労働者のまちです。このまちでことばを紡いで生きると決めた人たちにどんな覚悟があったのか、なぜ別の土地ではなくてこの土地に生きることを決めたのか、そういうことを先人に問うてみたい。その上で、私もこの先このまちに生きるのかを深く考えて決めたいと思うのです。

旅する移動図書室「ひらく」も、毎回進化していたい。そのためには私自身が進化していないといけない。身が引き締まった思いです。

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